「投資」と聞くと、株式やFXなどお金がらみの投資を思い浮かべる方が多いでしょう。
しかし、「投資」は決してお金だけではありません。
経営者は「投資」という環境の中に生きている。そして、孤独。
これは私が常々感じていることです。
孤独だから、時には誰かにすがりたい・・・そんな風に感じる経営者も多いです。
実際に、経営支援をしている社長さんからは表に出さなくてもそんな感情や想いがひしひしと伝わってきます。
だからこそ、私はそんな経営者の社外の右腕になりたいと日々研鑽しています。
そんな毎日ですが、私が「投資」という考え方、また、実際に「投資」をするようになったのは、コンサル先の社長のおかげなのです。
経営者の中にはすでに「投資」をしている方がたくさん。金銭的投資も然り。
私としてはある意味、支援の場でありながら、学びの場でもあるのです。
そこで、これまでの経験を生かして、「経営」と「投資」について少し考えてみたいと思います。
目次
投資の種類
まずは、投資の種類にはどんなものがあるのでしょうか?
- 資産運用
- 時間投資
- 自己投資
- 事業投資
- 設備投資
などなど、少し考えただけでも「投資」がつく熟語はたくさんあります。
その言葉を見ると、お金だけが投資ではないことに気づかされます。
私は経営コンサルの国家資格を保有していますが、資格取得のために金銭も時間も投資をしました。
まさに、自分への投資です。
経営者は「投資」という環境の中に生きている。
私が冒頭に申し上げた言葉ですが、よくよく考えるとその根源、つまり、人間そのものが「投資」という環境下に存在していると思います。
経営や仕事、衣食住のライフスタイルを「投資」という観点で考えると面白いです。
時間もお金も、人も資源も、有限のものという前提に立つと、いつ何をやるべきで、いつ何をやらないべきかなど、人生や行動の選択肢も見えてきます。
その中でもとりわけ、経営者には「投資」という意識がかなり重要です。
企業経営と投資
企業経営には、人、物、金、情報という経営資源があります。
企業経営者はこれら資源を活用して、経営の舵取りをしています。
大企業や中小企業など企業の規模によっても経営資源の豊富さは異なります。
とりわけ、中小企業では大企業に比べて経営資源が潤沢にないため、「限りある経営資源をいかに有効活用するか」が経営戦略を練るうえでの定石です。
そのため、経営資源を投入すべきところにはその多くを投入する。
これだけでも事業展開における経営資源の「投資」なのです。
アウトソースと自社
経営資源の考え方と似ていますが、事業や業務をアウトソーシングするか、自社内で行うのか、といったことも経営者の意思決定によるところが大きいです。
製造業ではとくに、設計、調達、作業というサイクルにおいて内製化するのか、外注化するのかは生産性・収益性向上に重要なポイントです。
まさに、経営者の意思決定こそ、「投資」そのもの。
新規ビジネスを考え、実行するうえでもトップダウンな意思決定は必要です。
元ZOZOの前澤氏も今ではお金配りおじさんになっていますが、新規ビジネスをやるうえでの意思決定能力は凄いものがあります。
1人でいるときはおそらく、孤独だと思います(違ったらごめんなさい)。
だからこそ、同じ夢を語り合える寄り添える人や右腕人財が必要になってきます。
世の中の経営者は孤独でありながらも、右腕人財やアライアンスなどを通じて、大海原の中で目的地に向かって必死に舵をきっています。
なかなか1人ではできないことも、応援してくれる人がいるだけでビジネスの成功確率は高まりますよね。
アントレプレナー(起業家)と資本家
トヨタ自動車の豊田社長が、「トヨタ」という冠のない企業に自己資産を投資しているとニュースになりました。
資本主義の中において、資本家が少ないと。
私も現在住んでいる地元自治体にこんな要望をしたことがあります。
アントレプレナーやベンチャーなど、成功しやすい環境を整備してほしい。
世界の投資家と起業家の架け橋になるような、行政や経済界の仕組みがあればもっと起業家を増やせるのではないか。
ビジネスモデルによっては社会課題の解決もでき、もっともっと日本が元気になるのではないか。
そんな風に感じている背景があります。
私は、経営コンサルをしている傍ら、ベンチャーやアントレプレナーに対して金銭的投資をしています。
というのも、投資家意識のある経営者には、エンジェル投資をしている方が多く、そこからいろんな情報をもらえるのが一番大きいですね。
私も1人では収集できる情報に限りがあるのですが、経営者とのネットワークを通じていろんな情報が手に入ります。
話が少し脱線しますが、「情報」を持っている、持っていないで、結構人生の歩みが変わる気がします。
私は元々ビジネスが好きで、実業系で面白い!実用化してほしい!と思えるビジネスがあれば見逃さないようにしています。
やはり、「投資」という環境におかれている経営者なので、「投資」に対しては敏感。
私がこのブログを始めたのも、経営者をはじめとする多くの方が少しでも情報に敏感になり、「投資」という意識や面白さを実感してほしいと思ったため。
まとめ
最後に少し話が脱線しましたが、経営や生活においては「投資」という意識を持つことが大事。
「投資」という意識を持つだけで、世の中を異なる視点で見ることができます。
何に投資して、何に投資しないのか。
それだけ考えるだけでも、人生の歩みが大きく変わります。
それは企業経営でも同じ。
企業の売上向上やコスト削減、「投資」という意識を持ちつつ、収益性のアップをぜひ目指してほしいと思っています。
私はコンサルとして自己投資をしつつ、ベンチャーやアントレプレナーなどの実業案件にも積極的に支援しています。
それが実となり、金となることを応援しながら、さらに飛躍していきたいと思っています。
投資家意識を持ちましょう!
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